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佐々木恵未さんいつまでも
「アトリエと原画展」

 平成26年1月20日に亡くなられた童画家の佐々木恵未さんは、NPO法人ちゃいるどりーむの役員でもあり、大切な友だちでもありました。

彼女の描く、見ただけで微笑んでしまう楽しい絵は、いつも私たちを幸せな気持ちにさせてくれました。

在りし日の彼女を思い出して、いつまでも忘れないように「佐々木恵未さん いつまでも」と題して開催しましたアトリエと原画展の様子を皆さんに紹介します。

恵未さんの優しい笑顔が忘れられません。
会場内は、恵未さんが好きだったピンクを基調として、生花をあちらこちらに飾りました。恵未さんをイメージしたピンクの花でいっぱいの会場にしたかったのです

楽しい時もつらい時も毎日絵を描き続けてきた恵未さんの大好きな場所、アトリエをそのまま再現しました。


本1冊、小物ひとつ。
どれをとっても恵未さんらしく、すべての物に意味があるようでした。

恵未さんが使っていた画材です。
色を混ぜて好みの色を作り出すのが大好きだった恵未さん。原画の色は、本当に鮮やかで、見る人を驚かせ、感動させます。

アトリエの入り口付近です。
ドライフラワーやかわいい小物がたくさん置かれていました。
思い出が詰まった小物について、ブログでお話しされることも度々ありました。
恵未さんのアトリエには、小さな野の花があちらこちらに そっと飾ってありました。
アトリエに行くと、いつもおいしい紅茶をいれておもてなしをしてくださいました。会場に展示したカップもティーポットも恵未さんが愛用されていた物です。
「ことのは」の原画も展示しました。
どの作品も心があったかくなるものばかりです。
「すきっぷ」という雑誌に連載されたお話に恵未さんは絵を描かれていました。

実は絵はつながっていました。
人物には表情があり、見ていると思わず微笑んでしまいます。

メグさんがいつも言っていたことばを子育て中の皆さんに紹介します。

子育てはとても大変だと思いますが
人生で一番キラキラと輝いているときだろうなと
いつも思います。

私はずっと絵を描いてきましたので、
時々『佐々木さんはいいね。生きた証が残るもの』と
言われます。
生きた証が残るということでは
我が子を産んで育てあげるということ以上に
素晴らしい偉業がこの世の中にあるでしょうか?

尊い命。輝く命。

マシュマロのような柔らかい身体を
宝物のようにそっと抱きしめる親の温かい手。

そんな光景の片隅に
私の絵がちょこんとある。
絵本もポスターもいつのまにか子どもの手で
ぼろぼろになっている。
それが童画家としての私の喜び、幸せです。

でも、お母さんたちの子育ての喜びには
足元にも及びませんよ。               
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