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活動の様子

子育て講座

R4 第2回「今日から使えるやさしい感情コントロール」

2022-09-02
8月26日(金)今年度2回目の「子育て講座」を開催しました。
講師は、公認心理師の加納美代子氏。
テーマは「今日から使えるやさしい感情コントロール」です。
参加親子は4組、子育てサポーターさん4名の参加でした。
講師:加納美代子氏(公認心理師)
最初に、「怒りは誰もが持っており、それを押さえつけたり我慢することはありません。怒りは悪いものではなく、自分を守る大切な感情です。」という説明を聞き、「今まで感じた怒りの感情を書き出してみましょう。」と、各自書き出してみました。
それから「その怒りの感情を持ったときに出る症状も書き出してみましょう」と、これまでの怒りの感情を振り返る時間を取られました。
怒りの対処方法として
  • 6秒待つルール
  • 深呼吸
  • 自分への言葉かけ
  • その場から離れる
  • 1つのものに集中する
ことの説明を聞きました。

そして怒りの起こる体の仕組みについて生理学的なお話がありました。
その中で「幼少期のストレスには厳重注意」という子育て中に気をつけなくてはならないお話もされました。
怒りの第1感情、第2感情について
【事例】
仕事から疲れて帰ると夫も仕事で疲れていて横になっていた。そして、すぐに「今日の夕飯はなんだ?」と聞いてきた。それで『えー 私も疲れているのに第一声がそれ?!』と怒りが込み上げてきた。

この場合、第1感情は『あー今日は疲れたな。休みたいな』という感情。
そこへ夫が、何を作って食べさせてくれるのかを寝転がって待っていたので『なんでわたしばっかり!』になってしまい、第2の感情で怒りが込み上げてきた。という場面

このような時は、第1感情を言葉にして出してみることが大切と言われた。

第1感情は「今日は疲れていて休みたい」という感情。それを伝えるには『ただいま。私、今日は仕事でとても疲れたからすぐには夕飯が作れない。少し横になってもいい?』と伝える。そうすると、夫は「そうか。それなら自分がご飯を作ろう」と言ってくれた。怒りの感情は持たず、その場は穏やかに過ぎていった。
怒りの感情の前には必ず原因となる感情があると言われ、それに気づき、それを言葉にすることが大切と話されました。
最後に
人間は、自分の人生を描く画家である。
あなたを作ったのはあなた
あなたを変えることができるのは、あなただ。
という心理学者アドラーの言葉で締められました。


感想を紹介します
  • もっと早く聞けたら良かったです。男性(父親)にもこのような講座に参加してほしい。

  • 感情のコントロール、とてもいいお話でした。自分が変われば相手(夫)との関係も良くなりそうです。

  • 穏やかな加納さんのお話はとても聞きやすかった。3歳までは怒らないと思って子育てしているものの、3歳過ぎると怒りスイッチが入りまくり・・・その怒り(第2感情)で伝えるのではなく、その前段階の第1感情で伝えるようにできると状況を変化させられるのだと思いました。ありがとうございました。

  • 自分自身の感情コントロールが上手くできてないと感じていたため、日ごろの言動を見直すことができた。第1感情を伝えるように心がけていきたい。今後実践できるように、またお話を聞いてみたい。

  • 「怒りは悪いものではない」ということが1番心に残りました。

  • 偽りの感情というのが面白かったです。怒りによる偽りの感情に左右されていると感じました。第1感情をうまく言葉にできたらいいなと思いました。ありがとうございました。

  • 自分の怒りをよく夫にぶつけていましたが、ストレスの回復に3時間かかると学び、夫もストレスがたまっていくので気をつけようと思いました。第1感情を大切にしていきたいと思います。

  • とっても勉強になりました。もっと早くこのお話を聞いていれば・・・子どもに話し、孫(子)育ての参考にしてもらおうと思います。
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