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活動の様子

子育て講座

R3 第2回「子育て座談会」

2021-11-30
講師:加納美代子氏
テーマ「子育て座談会」

今回は、あったか心の相談日の加納相談員とお母さんたちと気軽に話のできる座談会を実施しました。

子育て親子6組と子育てサポーターさんが2名参加されました。

始まる前に、加納さんは子どもたち一人ひとりの顔を見て「これからママとお話をするので待っていてね」と声をかけ、笑顔になったら大丈夫と講座を始められました。
笑顔になるということは、安心のできる場所だと確認できた証だそうです。月齢が、7か月の赤ちゃんから2歳の子どもさんの参加でしたが、本当に最後までいい子でお母さんたちも安心して参加されていました。

最初に、お母さんたちが日頃困っていることを紙に書き、その悩みに答えてくださいました。
円座での講座でしたから、皆さんの顔が見えて安心されて参加されていました。

あるお母さんは「家事をしていると泣きだして、なかなかはかどりません」と相談されました。
加納さんは「小さな子どもさんでも『ちょっと待っててね。ママはこの洗濯物を干したら抱っこするからね』と言って洗濯物を干しに行き、終わると子どもの所へ行って『待っててくれてありがとう』と言って抱っこしてあげる。これを何回か繰り返すと子どもは泣かずに待ってくれるようになります。子どもは親の行動を見て、声を聞いてちゃんと理解するんです。仕事が済んだら抱っこしてくれることがわかってくるんですよ。」

「とにかく、子どもは親の言うようには育たず、親のするように育ちますからね」と繰り返し話されました。

そして、失敗してもどうすればいいかを子どもに考えさせることが大切です。大人が先回りして考える力を抑え込まないこと。


その事例で2歳の男の子の話をされました。
事例「おやつの牛乳を立って飲んでこぼしてしまいました」
父「こぼれたね。どうしようか」
子「雑巾でふく」
父「そうだね。雑巾でふこうね。手伝ってあげるから」
父「こぼさないようにするには、どうする?」
子「座って飲む」
と、答えたそうです。

2歳の子どもでもちゃんと自分で考えて行動をとると、それからはちゃんと座って飲むようになったそうです。
どうしても家が汚れるからとおやつや食事をするときには「ここに座って!ちゃんとコップを持って!こぼれるでしょう」と、言ってしまいがちですが、この事例を聞いてお母さんたちも「やってみよう」と思われたようです。

「センセイトーク」カード
後半は、参加者に「センセイトーク」のお題カードを引いてもらい、出た内容を発表するという時間を取られました。
これも「お母さんが発表する姿を見ると、子どもは嬉しいですよ」と、子どもへの効果を考えての内容でした。
お題は「最近はまっている『マイブーム』は何?」や「子どもの頃、学校って好きだった?」など発表しやすい内容で、お母さんたちも子育てサポーターさんも思ったことを気軽に発表され、アットホームな雰囲気で終わりました。
言われた通り、お母さんが発表するときには0歳の子でもじーっとみつめていました。
2歳の子は、お母さんの真似をしてマイクを持ってお話をしました。
参加者からの感想です
  • 子どもは別人格と思いながらも、私の思い通りにいかないとイライラすることも多く、子育て講座をきくことで、また考えを改め、子どもに対応することができます。

  • 日々、これで大丈夫かな?と不安を感じながら付き合っているところもあるので、確認の意味も含めてこの講座がいつもありがたいです。

  • 今後の子育てに役立ちそうです。声かけをしっかりしていこうと思います。
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