活動の様子
子育て講座
R4 第1回「子供の力を信じましょう」
2022-05-21
講師：加納美代子さん（あったか心の相談員）
講師は、あったか心の相談日に相談員として来所いただいている加納美代子さんです。
加納さんは、島根県職員保健師を定年退職後、メンタルヘルス対策のため県内企業の指導をはじめ、島根県教育委員会のスクールカウンセラー、浜田市教育委員会のスクールソーシャルワーカーとして支援活動を行っています。看護師、養護教諭等の資格を持つカウンセラーです。
テーマ「子どもの力を信じましょう」
講座が始まる前に子どもたち一人一人に加納さん自ら挨拶を交わします。
「おはよう！これからお母さんにお話を聞いてもらうからね」
「時計の短い針が一番上のところにいったら終わりだからね」
いよいよ講座が始まります。
子どもは自ら瞬時に「学ぶ本能」と他者と交流する基本的体制を持って生まれてくるので、それを理解し、活かした育て方をしましょう。教えるのではなく（先取教育をするのではなく）子ども自ら学ぼうとする力をいかに活かすのかということを話されました。
途中で、
① あなたの子どもさんは、今、何歳ですか？
② 6か月の頃に理由もなく子どもが泣いて困ったことはありませんか？
等といった質問に記述で答えてもらう場面がありました。
お母さん一人一人が記載されたことを加納さんがみんなに共有します。
「6か月の頃に理由もなく子どもが泣いて困ったことはありませんか」という質問に対し
”オムツのチェックやお腹がすいていないかチェックする”
”気分を変えるためドライブする”
”抱っこする。抱っこでダメなら外へ出かける”
と、答えたお母さんたちに対し、
「とてもよい関わりをされていますね。泣くとお母さんがすぐに関わることが大切なんですよ。みなさん、上手に関わっておられますね」と話されました。
きっと参加したお母さんたちは、自分の子育てについて自信が持てたことでしょう。
そして、加納さんが話している間、子どもたちはぐずることなく、お母さんのそばやお母さんの目の届くところで機嫌よく過ごしました。
なんと！講座が終わるまでの1時間近く、やんちゃを言うことがなかったのです！
講座の後にスヤスヤ気持ちよさそうに眠った子もいましたよ。
参加したお母さんたちの感想より
- 自分がやっていることは、やっててよかったんだと確認できました。続けていこうと思います。
- 改めて、親の指示なく生きる子を育てなくてはと思いました。
- 先に危険を回避したり、口を出したくなると思うので、見守りを心掛けようと思います。