まったくかかわりのないペアが、初めて顔を合わせたのは５月。
それから３回の授業を通してかかわり、つながりを深めてきました。お別れはつらいですが、しかたありません。３ヶ月を振り返り、お互いにお礼と感謝の言葉を伝えます。そして名残惜しそうに声をかけながら玄関まで付き添い、お別れしました。

その後は高塚先生ともお別れです。
先生からは「雲外蒼天」という言葉が紹介され、「今は雨でも苦しくても、またこれから先も哀しいこと、つらいこともたくさんあるけれど、やがていつかは晴れる日が来る。それを信じてつらいことにも向き合い、壁をのりこえていってほしい」という話がありました。

そして、参観者・高塚先生にお礼の気持ちをこめた「語先後礼」で授業が終わりました。

事前学習から今日まで、長いようで短かった３ヶ月でした。でも児童は、普段の学習とは違った、赤ちゃんの力を借りた貴重な体験をすることができたことと思います。そして、たくさんのことを学んだことと思います。この経験を、明日からの友達つくりや将来の自分の子育てに活かしてもらえることを心から願っています。

江津東小学校の関係者の皆さん、そして、参観や応援いただいた皆さん、本当にありがとうございました。２学期は津宮小学校で行います。これからも赤ちゃん登校日よろしくお願いします。

 

 

＜参観者の感想より＞

• 大変素晴らしい取り組みであり、昨今希薄になっている人間関係の再構築に役立つのではないかと思う。人と人のつながり、絆が深まるものを感じた（保健福祉関係）
   
• 人と人、人間関係構築、小学校時代に地域が人を育てる、体感、体験できてすてきな時間でした。是非、もっと広めてください。（企業関係者)
   
• 家では見せない表情や、自分より小さい子に対する接し方を見て感動した。(保護者)
   
• 子ども達が自分の言葉で学んだことを発表している姿に感動しました。成長を感じられました。(企業関係者)
   
• このたび孫とお母さんが参加させてもらい、貴重な体験をさせていただきました。お互いに大切に生きてほしいです。他の子どもさんの表情も見せてもらい、緊張の様子が見て取れました。(赤ちゃんの祖母)
   
• 児童一人ひとりの思いが印象に残りました。大切な命、これからも今回学んだことを忘れずにいてほしいです。(地域の方)
   
• ５年生すっかり赤ちゃんの接し方が上手になっていた。人との接し方を学んで、これからの生活に活かされること間違いなし。素晴らしい授業。大変でしょうが、継続を願います。江津東小学校、ありがとうございました。(地域の方)

《文責：田中》